【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...
第58章 訓練始めます!
【肉弾戦習得班】No Side
「ここでは、筋トレを重視し、手合わせをして、それを俺たちが見て弱点とかを見つけ、そしてその克服をしてもらう。訓練と途中に根を上げたもの、逃げたものは容赦なく罰を言い渡す。」
「俺から海の訓練も提案させてもらったからな。」
「逃げずについてこい!!まずはこの砂浜と森の往復ランニングだ!!」
「「「はい!!!」」」
【覇気習得班】
『水散弾!!』
「いて!」
「ッつめて!!」
各所で始まったであろう訓練には私がおじいちゃんのところでしてきたこと、海軍でしてきたことを隊長たちにアドバイスした。もちろん逃げたりすればね。
「何気味の悪い笑みを浮かべてんだい?」
『失礼ね。各所で行われているであろう訓練を想像してただけよ。普段船でしているものとは数千倍近く厳しいでしょうから。』
「そうかい…」
「いってぇ!!!」
マルコの嘴がエースの頭を突いた。
『覇気をしっかり使わないからよ。』
「くっそーッ!!なんか腹立つ!!」
『ちなみにサボは使えるのよね〜』
そう言うと対抗心が芽生えたのかメラメラと燃えていた。
『あー!!燃やさないでよ!!』
水をバシャンと上からかけた。
「馬鹿かよい?」
「すまねェ。次、すんぞ!!」
『あ、デュースが避け始めてる。』
「お、素質あるない。」
「くそォォ!!!」
エースはまだまだだけど、やはり素質がある人にはこの訓練は効果が出てきているようでチラホラ避けられている人が出てきていた。
「と言うかよい。」
『何?』
「服…着ろよい。」
『え、まだその話する? いつも通りの服じゃん?』
「なんか、俺が気に入らねェよい」
『えー!』
(((くっそ、イチャイチャしやがって!!)))
「おい、マルコ!!アンには指一本も触れんなよ!!?!」
「誰に言ってんだよい。」
「お前にだよッ!!」
「そら、岩だよい。」
「ッな!!」
『馬鹿だなぁ、エース。さ、もう少し玉増やすよ。水散弾!』
スピードはいつもの半分程度に落とし、当たっても穴は開かないように威力も抑えてただの水と変わらない。
『水流弾:ウォーターガン』
「うォッ!!」
「いてェ!!」
『痛いと言っても誰も止めてくれないよ。さ、避けて!』
「鬼だよい。」
『海水浴びたいのかな?』
「なんでもねェよい」
話しながらも、適当に水の玉を撃つ。