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【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...

第55章 歳を重ねて…


[身体には気を付けて過ごすのじゃ。 怪我しすぎないでね!病気にはならないと思うけど、無理しないようにね]
『ありがとう、気をつけるわ。ハンコック達も気をつけてね』
[ふッ、当たり前じゃ。妾は海賊女帝じゃ。そのようなものには負けぬ。]
『ふふ、頼もしいわ。』
[ではな。]

再び切れる電話。朝から電話がもう3件目だ。みんなどうして私の誕生日知ってるのかしら。

頭を抱えていると、バタバタと廊下を走る音が聞こえて、バンッと扉が開いた。

「ハァ…ハァ…アン副隊長!! 甲板に!!」
『なに?』
「…た、鷹の目のミホークが!!」
『え?!』

呼びに来てくれた子に続き、甲板に出ると確かに黒いマントに黒い刀、その鋭い瞳を持つミホークがいた。

『どうして…』
「フッ、愚問だな。これを渡したらすぐに戻る。」

そう言って、ポンと渡されたのは小さな包装された箱。

『え?』
「誕生日なのだろう?」
『どうして…知ってるの?』
「この間、七武海が招集されたとき、英雄ガープが騒いでおったのでな。小耳に挟んだのだ。俺からだ。受け取ってくれるな?」
『そう言うこと。ありがとう…大切にするわ!』
「フッ、また遊びに来い。ロロノアがいなくなってから…な?」
『うん、そうね。次こそは暇つぶしの相手でもするわ』
「楽しみに待っている。」

ちゅっと額にはキスをして、鷹の目は自分の小舟になって帰っていった。

『こんなに連絡くるのは、おじいちゃんのせいだったのね。』
「お前は妙なのに好かれる良い」

マルコはその袖口で私の額をゴシゴシと拭いていた。

『いたたた…。なんで拭くの?』
「(気に入らねェなんて言えるかよい)なんとなくだよい」
『ふーん…。あ、今日いっぱい物届くみたいだから。』
「よい?」
『みんな、プレゼント送ってくれたんだって。私の親父様の部屋に行くね〜!!』

船内へ戻り、ナースのお姉様たちに会うために親父様の部屋に向かった。

『失礼しますー!』
「あら、早速着てくれたの?」

扉を開けるとすぐそこにナース長がいて、声をかけてくれた。

『うん、とっても可愛い! ありがとう!』
「船長さんも一緒に買いに行ったのよ?」
「グララ、余計なことを言うなァ」
『そうなの? 親父様もありがとう!とっても気に入った!』
「そらァ、よかったァ、グララ」

みんなにお礼を言って回った。
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