【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...
第55章 歳を重ねて…
「「3、2、1ッ!!!」」
パンパンッと何かの発泡音と共に降りかかる紙吹雪。
「な、なんだ!?」
『あ、起きた…』
「「Happy Birthday エース、アンッ!!」」
「は?」
『へ?』
「なに呆けた顔してんだい。」
「今日は1/1 新年の始まりとともに、」
「お前ら双子の誕生日だろ??」
2人で顔を見合わせて、にっこり笑った。
「『ありがとう!/な!』」
「よし、始めるぞい!第一陣準備しろい!」
「「はい!!」」
『え、ちょっと待ってなに始まるの?』
「やばい予感がする。」
「やれよい!!」
ダッと音がする勢いで飛んでから何か…。
『…クリームのお皿ッ!?!』
「うぇぇ、まじかよ!?!」
能力を使う間もなく、クリーム塗れ。
「よし、第二陣、第三陣、囲めよい!」
「「「はい!!」」」
「グララララッ、いくぞォ」
『待って待って、親父様もするの?!』
「当たったら死んじまうぞ!!」
「やれ!!」
再びからクリームの皿がおそらく30枚くらい。
「燃やすか!?」
『船に引火するっての!!』
ベチャベチャと当たるものと下に落ちるもの。
『うわー、ベタベタ…ほんと嫌。』
「このクリームうめェ!!」
「最後は俺たちからだよい。受けとれよい」
『え、なんか…サイズが…』
さっきのお皿は手のひらサイズだったのに、何故か隊長たちが持っているのはその5倍はある大きさのもの。
『いや、それ当たったら死ぬよ!!』
「危ねェだろ!!」
「「「「問題ないだろ??」」」」
「グララララッ!!やれェェ!!!」
もうこればっかりは逃げるしかない。危ないよ!!
ほぼほぼ一斉に飛んでくるものを避けれるか…否、無理!!
『水反膜ッ!!』
「よし、ナイスッ!!」
「ふっ、甘い!!」
「隊長の身体能力舐めんなよ!」
投げている。と見せかけているものが10人。水反膜でとりあえず抑えられたのは6枚。後半分近くはまだ投げられていない。
「後ろからとかありかよ!」
「ありなんだねい。」
「すまねェな、アンちゃん!」
「大人しく洗礼を受けな、お前さんたち」
「ごめんね、アン!!」
あァ…でたこの5人は絶対に当ててくるよね〜
「きったねェ!!」
グシャと盛大にクリームが私とエースに降りかかる。
『…冷たい…ベタベタ…うざい』