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【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...

第52章 愛と情熱とオモチャの国


少しお説教をくらい時間を食ったが…1時間ほど。いつも言われていることをネチネチネチネチと言われた。

「マルコたちしつこかったなー」
『本当に…』

街を見るとオモチャも人間も活動をすでに始めていて、人が賑わっていた。

『なに食べる?朝ごはんもまだだったし、先ご飯にしようよ』
「当たり前だ!! あの店!行こうぜ!!」

エースに手を引かれて、店に入る。

「すっげ、店員はオモチャだぜ?」
『本当…すごーい』

ご飯を注文して待っていると、エースのように机いっぱいのご飯を平らげている人がいた。

『見て、エースみたいに食べてる!』
「俺の方が食う。」
『張り合わなかくていいから…』

「ッここの飯うまいな!!」
「ちょっと聞いてるの? 今日は下見に来てるだけだからね?目立つ行動はやめてよね」
「わかってるってコアラ!」
「本当かなー」

『あ、エース…ご飯きたみたいだよ』
「よっしゃ飯飯!!」

机いっぱいに並べられるご飯は確かに今までの島では見たことがないものばかりだった。

「お、うまそう…」
「ちょっと、やめてよ!」

「『いただきまーす』」

フォークを刺そうとしたとき、エースの後ろから伸びる手。

「これもらうなッ!」
「ッ待てよ…人の飯に手出してんじゃねぇッ…は?」
「あれ?」
『なんで?』
「「『ここにいるの?』」」

エースのご飯を横取りしようとしていたのは、青いシルクハットを被り変装のつもりか付け髭をつけているサボも。

「なんでここにいんだ?」
「そりゃ、こっちのセリフだ。モグモグモグ」
「あー!!てめぇ!!俺の飯食いやがったな!!」
「早いもん勝ちだ!!」
『あ、ちょっと…』

店で取っ組み合いを始めようとしている2人は店員からも客からも視線を一身に集めていた。

「『やめなさい!!』」

エースには私が、サボには違う子が覇気付きの拳骨を送った。

「「いってぇ!!」」
『仲良く食べられないの? ッてか、サボはあっちで食べてたでしょ?』
「そうだよ! 勝手に揉め事起こさないで!!」

隣の子を見ると、その子はサボを送ったときに船で怒っていた女の子。

『たしか…コアラちゃん?だったかな?』
「大海の天使さんだよね!はじめまして」
『うん、ポートガス・D・アンだよ!アンって呼んでね!』
「私もコアラでいいよ!」
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