【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...
第3章 2年を経て...
「はァァァ…終わったァ~~」
青キジさん3日がかりで書類をすべて終わらせた。
『お疲れ様です、青キジさん。事務仕事が終わったようでよかったです…あと15分ほどで天竜人の方々と合流するそうです。』
「えェ~、おじさんを休ませてくれる気はないの?」
「普段から仕事をしていたらこんなことにはならなかったでしょうね」
「ま、いいわ…15分後に起こしてね」
青キジさんはそう言うとアイマスクを下に下げ、甲板においてある椅子で寝てしまった。
『いつもこんな感じですか?』
「あぁ…君が来てくれる前はもっと仕事をしなかったよ。」
『そうなんですか…あ、そろそろつくみたいですよ。』
「君はそんな小さい体でよく海軍に入ろうと思ったね…」
『おじいちゃんに小さいころからずっと言われて強くなったんです。海軍に入るのは当たり前だと…それがたとえ兄弟の敵になっても、それは仕方ないのかなと思ってます。』
「君は年齢に似合わず大人だな…私の息子と同じくらいなのに、全然考え方が違う。」
『きっと育ってきた環境の違いだと思います。私は愛されて生まれたのかわからないから…。いらない話でしたね。すみません。』
「いやいい、私からした話だ。」
船の前に現れる大きな白い船。
その甲板に見えるシャボンを身に着けた服を着ている人は黒いボディーガードマンたちに守られている。
「アンちゃん。気を付けてね。下手なことすると俺でも太刀打ちできないから…」
『気を付けます』
「遅いえ~、わちきを待たせるなんてずいぶん偉くなったもんだえ~」
「いやァ…申し訳ありません…何分帆船なもんで。風によっては遅れてしまうもんで…あはは」
「ふん、まあいいえ~。さっさといくえ~」
天竜人は白い帆船に乗っていった。
「ここからは俺とアンちゃんね。あとは後ろから船でついてきてね」
青キジさんは私の手を引いて、白い帆船に乗った。
「なんで、わちきの船に子供がいるんだえ~」
「あぁ、こいつは俺の補佐でして…ほら挨拶。」
『初めまして、アンです。先日大将付きの補佐になりまして、よろしくお願いします。』
「ふん、まあ顔はいいえ~…あと何分で着くんだえ~」
「あと10分ほどで、つきます。港はもう…「おい、銃を持ってくるえ」はい」