【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...
第2章 海の兵として生きる
「「し、昇格ーーーーーーーッ!!?」」
「おめでとう、アンくん」
『どういうことですか、カージマス中将』
「アンくん、以前体術などの試験を一人で受けていただろう」
『え、えェ…』
「あれは君に内緒で行った昇格試験でね。あれに受かって君も晴れて海軍将校の仲間入りだ。頑張ってくれ給え、アン少将!!」
『何かのm「間違いでもなければ色をつけた審査をしたつもりもない。これは君自身の実力だ!私はとても誇らしいよ」…カージマス中将…』
「すげーよ、アン」
『ありがとう、アルト』
いつの間にか周りには同期と呼ばれる人たちがそろっており、私を祝福してくれた。その一方、後輩と呼ばれる下の子たちには妬みと恨み、憎しみの視線を感じた。
「怖じけるな、アン少将。君の配属、昇格については海軍元帥がお決めになったことだ。自信を持て!もちろん階級が上がるのだ、妬み恨みなどを受けるだろう。それを実力でねじ伏せろ!!それが上下社会の常なのだ。それが海軍なのだよ。」
翌日に訓練生を終える私たちは、皆が望んだ道とは言えないがそれぞれの夢を叶えるべく経験を積み、進んでいくだろう。
こんなに早くに将校になれるなんて思ってなかった…おじいちゃん、喜んでるだろうなぁ…
Side.Sengoku
「見ろ、センゴクッッ!!これ、ほれ、これがわしの孫じゃッ!!だぁっはっっはっはっは!!」
「うるさいぞ、ガープ!!貴様、仕事はどうしたんだ!」
「そんなもん放ってきたわッ!!」
「馬鹿もんがッ!!仕事をしろ!!」
「そうカリカリするな、せんべい食うか???」
「いらんわッ!!!」
「…にしても、何でまたあの青二才のところ何じゃ…」
「仕事のできない上司のところに、仕事のできる部下を送り込む。それも私の仕事だ。」
「そこだけは納得いかん」
「貴様の意見など鼻から聞いておらんわ」
ふくれっ面のガープをよそに仕事をいつも通り進めるのだった。
翌日、第3756期生は訓練生を卒業し、各々の部隊へ旅立っていった。
『今日からここに配属されることになりました、アンです。よろしくお願いします!!!!』