第15章 桐皇学園高校戦:第2クォーター
今吉「やっぱりそうやったんか。あいつの青峰好きはクラスでも有名でな。確か帰宅部やったはずやのにこんな時間に見かけたから、もしかしてと思うて鎌かけさせてもろた。すまんな」
梓弓『すみますん・・・けど、やっぱり先輩のことは黙っていて下さい』
それでも梓弓には先輩のことを青峰に言えなくて、今吉に黙っていてくれるようお願いした
今吉「しゃ~ないな・・・わかった。さて、そろそろ帰らなあかんけど、青峰はへそをまげとるやろしな・・・」
仕方なく納得すると、今吉は小さくため息をついた
全員が寮で生活しているバスケ部はかなり遅くまで練習があり、女子マネージャーは早目に上がらせいたが、梓弓は青峰が自宅まで送って行くのが日課なため練習が終わるまで残っているのだった
今日も青峰が送る予定だったが、へそを曲げた青峰に梓弓を送らせることも出来ず悩んでいると、丁度桜井が食堂にやってきた
今吉「おお、丁度いいわ。桜井、梓弓をちょっとうちまで送ってやってくれ」
桜井「わかりました。けど、少しだけ待ってもらえますか?明日のメニューの確認だけしますので」
桜井は心地よく了承したが、急いでキッチンのほうへと消えていってしまった
梓弓『メニューの確認?』
聞きなれない単語に梓弓は首をひねりながら今吉にたずねた