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負けられない勝負【黒子のバスケ】

第15章 桐皇学園高校戦:第2クォーター




梓弓『さつきちゃん、青峰くんの扱いうまいわね』

梓弓がどんなになだめても、怒っても一向に起きなかった青峰が、さつきの一言でやる気になったので、梓弓は少しさつきに嫉妬してしまっていた



さつき「幼馴染だからね」

さつきは梓弓の気持ちに気づかず苦笑いを浮かべている
 


青峰「終わった!!さつき、くれ。うまっ!!梓弓、お前天才だな。また作ってくれ」

青峰は超特急で宿題を終わらせると、さつきからマドレーヌの入った袋を取り上げ口いっぱいに頬張った

梓弓『いいよ、今度シフォンケーキ作ってくるね』

お菓子を褒められた梓弓は嬉しくて頬を染め、青峰の要求をすんなり受けていた





そんな他愛も無い微笑ましい様子を1人の上級生が本棚の影から見つめていたことに誰も気がつかなかった





部活が終わり体育館の横で青峰を待っていた梓弓は1人の上級生に話しかけられた

先輩「コンタクトを落としてしまって、困ってるの。申し訳ないんだけど一緒に探してくれないかしら?」

その上級生は先ほど図書館で梓弓たちを見つめていた女子生徒だった

梓弓は一瞬迷ったが困っている先輩を放ってはおけなくて、先輩について倉庫の中に入っていった



先輩「この辺りに落としたんだと思うんだけど・・・」

梓弓が床に張り付いてコンタクトを探していると後ろで扉の閉まる音がした

梓弓『先輩?』




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