第14章 桐皇学園高校戦：第１クォーター

青峰「確かにお前と違って性格はいいし、胸もでかいけど。何で襲うんだよ」

梓弓 (あ、かわいい・・・)

拗ねた様子の青峰にドキッとしてしまった



梓弓『それより、さつきちゃん。青峰くんをクラブにつれて行かなきゃ駄目なんじゃないの？』

桃井「あ～忘れてた。海常高校がもう来てて、練習試合を始めるからって監督が呼んでたの」

梓弓は青峰にドキドキしていることを誤魔化すようにさつきに話しかけた



青峰「え～だり～よ」

桃井「大ちゃんが来ないと私がみんなに怒られるの」

やる気のない青峰はイヤイヤと手を振り、さつきが腰に手を当てて怒った振りをするが、青峰は一向に行こうとはしない



梓弓『あの～、青峰くん行った方がいいよ？さつきちゃんも困ってるし・・・』

困っているさつきが可哀想で、梓弓が遠慮がちに青峰を説得すると、青峰は仕方なさそうに《しゃ～ないな》と言って教室を出て行った





桃井「大ちゃんが素直に言うことを聞いた・・・梓弓って帰宅部よね？これから毎日、放課後大ちゃんをクラブまで連れてきて」

まるで天変地異でも起こったかのようなさつきの驚きに梓弓は可笑しくてクスクスと笑っていたが、梓弓の腕を掴んださつきはとんでもないことを口にした