第14章 桐皇学園高校戦:第1クォーター
梓弓『きゃあ!!』
突然の青峰のどアップに梓弓は飛び上がり、その拍子にバランスを崩して床に倒れた
頭を打つと思った瞬間、何かが梓弓の頭を優しく包み込んでいた
青峰「あっぶねー。大丈夫か?頭は守ったけど」
恐る恐る目を開けると、至近距離に青峰の顔があり、しかも床に倒れた梓弓に青峰が覆い被さっていた
片手は梓弓の頭の下、そしてもう片方は腰を抱いる
状況を理解できなくて何も考えられない梓弓は黙ったまま青峰の顔を見つめていた
青峰も何故か黙ったまま梓弓を見つめ返して・・・
青峰(ボーとして大丈夫か?頭打ってたらやばいから、今は動かさないほうがいいか)
桃井「大ちゃん!!何梓弓を押し倒してんの~~~!!」
その時、突然教室の扉が開き、教室内に怒声が響き渡った
梓弓『さつきちゃん!!青峰くんは何も悪くないの、私が「いいから、大ちゃんは梓弓から離れなさい~~~!!」
さつきの怒声で我に帰った梓弓は慌ててさつきに呼び掛けるがさつきは青峰の襟首を掴み、無理やり梓弓から引き離した
青峰「うわっ、さつき待て!!」
梓弓を抱き締めていて離れられない青峰は、いきなり襟首を引っ張るさつきに反論していた
桃井「待たない!!いつまで梓弓に抱きついてんのよ。大ちゃんのすけべ」
青峰は梓弓から引き剥がされると問答無用でさつきの前に正座をさせられた