第14章 桐皇学園高校戦:第1クォーター
桃井「昼休みって、もう1時間以上も前じゃない。一応探しに行ってみるか」
そんな前の話をする梓弓を不思議に思ったが、もしかしたらと思ったさつきは一応屋上に行ってみることにした
桃井「そうそう、もし大ちゃんを見つけたらすぐ体育館に連れて来てね。いい?連れてくるのよ?大ちゃん直ぐに逃げ出すから。お願いね」
そう言うとさつきは青峰探しを再開した
梓弓の『(連れて行く?青峰くんを見つけたら?私が?)え~~~!!』
突然教室に梓弓の声が響き渡った
青峰「うわっ!!びっくりした」
突然の声に振り返るとそこに青峰が立っていた
青峰「脅かそうと近づいたら反対に脅かされた。あ~びっくりした」
梓弓は大げさにびっくりした仕草をする青峰に見とれていた
部活はバスケ部なのに何故か顔は黒い
みんなにガングロとよくからかわれているが、よくみると綺麗な小麦色だった
髪の毛はさっぱりと短く、意地悪そうな瞳が教室に差し込む夕日で赤く鋭く光っている
声も低くてハスキーで、耳元で囁かれたときは腰が抜けるかと思った
身長が192cmもある分3割増しで格好よく見える
青峰「おい、梓弓?どうした?」
いろいろと考えていた梓弓は青峰が腰をかがめて顔を近づけていたことに気がつかなかった