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負けられない勝負【黒子のバスケ】

第2章 海常高校戦 : 第1クォーター




真弓子『デートなんて相手いませんよ。単なる暇つぶしです。いわゆる人間観察?みたいな。結構面白いですよ?待ち合わせに大幅に遅れて平謝りしてる男の子や、他の女の子に見とれて彼女に肘鉄くらった男の子とか、ナンパに成功しそうで浮かれてたら彼氏登場で撃沈した男の子とか・・・』



(((それって、情けない男ばっかじゃないか)))

全員が悲しい男の性に同情していたが、そこで黄瀬がふと恐ろしいことに気づいた





黄瀬「まさかと思いたいっすが・・・俺たちのこともずっと観察していた・・・とか?」

その一言に全員が固まってしまってしまい真弓子を凝視していた

真弓子『うん♪とっても楽しかった。小堀先輩の古典的ナンパに、早川先輩のリベンジに、森山先輩の残念なイケメン。背も高くて結構イケてるのにって思ってたら、涼ちゃん登場で呆気なくナンパ成功。ちょっと面白そうだからこっそり後ろの席で話し聞いてました』

ニッコリと笑った真弓子の容赦のない言葉に笠松たちは何も言えなかった



黄瀬「悪趣味っすよ、真弓子ちゃん・・・」

悪気の無い無邪気な笑顔に黄瀬は苦笑いを浮かべるしかなかった

真弓子『ごめんなさい。で、もうナンパはしないの?』

謝る言葉も楽しそうで真弓子は期待の眼差しで、瞳をキラキラさせていた







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