第8章 海常高校戦:延長戦②
赤司は途中で合流した高尾のリヤカーに恥ずかしがる夢芽を乗せて帰り、青峰と黒子はハンバーガーショップへと急ぎ、黄瀬は待ち合わせた彼女と手を繋いで、紫原は家で待つ彼女の元へと、それぞれ帰って行った
笠松は真弓子と手を繋ぎ、2人でゆっくり歩いていた
笠松「真弓、久しぶりにバスケをして疲れていないか?」
笠松はいきなり走り回っていた真弓子の足が心配だった
真弓子『大丈夫です。とても楽しかったです。夢芽ちゃんのお陰で走り回れて、大好きなバスケが沢山出来て楽しかったけど、私が一番幸せなのは大好きな先輩がバスケをしてる姿を見ることです』
そう言って見上げてきた真弓子の唇に笠松はキスをした
真弓子『///先輩!!』
いきなり口づけをされた真弓子は真っ赤になって、笠松を怒った
笠松「今日1日いっぱい我慢した。楽しそうにバスケをする姿も可愛いくて抱きしめたかったし、3Pを決めた時も格好よかったし・・・青峰に抱きあげられていたときは焼きもち妬いた・・・だから」
笠松は真弓子を木の陰に誘うと、そっと抱きしめて口づけを沢山した
焼きもちを妬いてくれた笠松が愛おしくて、真弓子は恥ずかしがりながらも笠松からの口づけを素直に受け入れていた
赤い夕陽がひとつに重なったふたりを包みこんでいた