第6章 海常高校戦:第4クォーター
笠松「けど・・・」
真弓子は笠松のせいではないと言うが、笠松は納得出来ないでいた
真弓子『いいんです。先輩が助けてくれなかったらどうなっていたかわかりませんし。ただ・・・先輩、名乗らずに行ってしまったからすごく探しました。制服で高校を見つけて受験して、やっと会えると思ったらバスケ部で・・・すごく悩みました。けど、涼ちゃんに《逃げてても仕方ないよ》って言われてマネージャーになったんです。一生懸命な先輩を見ているうちにまたバスケが好きになって、もう走れないけど今はバスケが大好きです。先輩のことも・・・大好きです・・・』
真弓子は笠松の肩に顔をうずめ告白をした
真弓子(///恥ずかしくて顔が見れない・・・)
笠松「百瀬・・・真弓子・・・」
笠松に優しく名前を呼ばれたが、真弓子は恥ずかしくて顔が上げられなかった
笠松「顔、見せてくれ」
真弓子(///無理、恥ずかしすぎる・・・)
優しい声にも真弓子は無言で首を横に振っていた
抱きついたまま告白してしまった真弓子は、恥ずかしくて笠松の肩から顔が上げられず、笠松の膝の上からも降りることも出来なかった
笠松「はぁ~~~・・・」
笠松は大きくため息をつくと、背中にまわしていた手を離した
両手で真弓子の頬を挟み、顔をあげさせて無理やり目を合わせる