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負けられない勝負【黒子のバスケ】

第6章 海常高校戦:第4クォーター




黄瀬「桃っちが?」

この場面で桃井が怒る意味がわからなくて、青峰の後ろに続きながら、黄瀬は不思議そうに首をひねった

青峰「ああ、真弓子が海常高校に行くって言った時から、海常に好きなヤツがいるって気づいてたってよ」

黄瀬「ホント、女の子って怖いっすね」

黄瀬と青峰は出来るだけ静かにその場を離れてホテルに戻った





笠松の腕の中で泣きじゃくる真弓子・・・抱きつかれた時はドキドキしていた笠松の心臓も今は落ち着いていた

落ち着いてはいたが・・・今度は真弓子をもっと抱き締めたくなっていた

髪を撫でていた手を止め、両手で真弓子の細い身体をそっと抱き締める





笠松「・・・何で、バスケを辞めた?」

真弓子『なんで知って・・・』

突然笠松に質問された真弓子は戸惑ってしまった



笠松「黄瀬に聞いた。元帝光中女子バスケ部キャプテン。プロでも通じるポイントガード。名前はしらなかったが、うちの中学でも有名だった。去年は男女揃っての全国優勝と言われていたが、キャプテンが突然退部し、司令塔のいないチームは大敗、予選すら通過出来なったと聞いた。何があった?その足と関係があるのか?それともバスケが嫌いになったのか?」

笠松が真弓子を抱き締めたまま優しく尋ねると、真弓子はぽつぽつと話始めた






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