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負けられない勝負【黒子のバスケ】

第5章 海常高校戦:第3クォーター




女の子と話したこともほとんどない笠松にとって、この誘惑は蜜より甘かった

黄瀬「真弓子ちゃーん」

無意識に顔を近づけようとしていた所、黄瀬の声で我に返り身体ごと真弓子から離れた



笠松「うわっ!!すまん、近づきすぎた。もう大丈夫そうだな。立てるか?」

笠松は平静を装いながら真弓子の手を取り立たせた

真弓子『///はい・・・(先輩・・・格好いい・・・)』

真弓子がボーと笠松の顔を見つめていると、黄瀬となぜか青峰が走ってきた





黄瀬「大丈夫っすか?先輩、真弓子ちゃん」

黄瀬は息を切らしながら心配そうに話しかる

笠松「あぁ、助かった。怪我もなく無事だ」

笠松は真弓子にキスをしようとしていたことを誤魔化すように黄瀬の方を向いた





青峰「お前本当に色々とやらかすよな?」

青峰は真弓子の無事な姿にホッとすると、呆れたように盛大なため息をついた

真弓子『ありがとう、涼ちゃん。けど、さっきのは私のせいじゃないでしょ?それよりなんで大ちゃんがここにいるのよ?』

黄瀬にお礼は言ったが、からかうような青峰の言葉に真弓子は頬をプーと膨らませた

青峰「お前、それが助けてやった恩人に対する感謝の態度か?」

真弓子は青峰の言葉にキョトンとしていた



真弓子『助けた?大ちゃんが?私を?なんか下心あり?』

いつもスケベ丸出しの青峰に真弓子は少し警戒の瞳を向けた





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