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負けられない勝負【黒子のバスケ】

第29章 洛山高校戦:第3クォーター




黒子「赤司くんは夢芽さんと付き合うようになって変わりましたよ。それに、好きじゃなければ僕に去り際《頼む》だなんて絶対にいいませんよ。多分原因は夢芽さんのその傷だと思いますよ?」

黒子に指摘された夢芽はビクッと肩を揺らした



夢芽『けど・・・なんで・・・』

夢芽は頬に手を当て、躊躇いがちに黒子にたずねた

黒子「好きな彼女が自分の為に傷ついて平気な人はいません。多分、その力があの監督あたりに利用されるのを回避するためとかじゃないですか?」

黒子は許可を取ると夢芽の力の事を黄瀬に話した



黄瀬「夢芽ちゃんの気持ちもわかるけど、俺も彼女が自分の傷を引き受けたって聞いたら怒るっすよ」

話を聞いた黄瀬も夢芽の行動に呆れていた



黒子「ただ赤司くんの場合、夢芽ちゃんを守りたいからあんな態度で自分から遠ざけようとしたんだと思いますよ?」

黒子たちの言葉を聞いて初めて、夢芽は自分が赤司を追い詰めたんだとわかった



夢芽『ごめんなさい、征くん・・・』



夢芽の瞳から涙が溢れ頬を伝っていった











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