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負けられない勝負【黒子のバスケ】

第29章 洛山高校戦:第3クォーター




怒鳴ってはみたものの、赤司は焦っていた

赤司 (くそっ、なんでばれたんだ。どうにかしないと、夢芽が・・・)

赤司が怒鳴っていた相手は洛山高校の監督

他の部員には内緒だったが、実は監督はこの学校の理事長だったのだ

理事長は何処からか夢芽のあの力のことを知ったようで、夢芽の力があれば部員が怪我をしようと治せると思った理事長は、夢芽を洛山高校に転校させようとしたのだった

夢芽が赤司の彼女だということも知っていたので、赤司に夢芽を転校すよう説得しろと言ってきたのだ

赤司(夢芽の力はただ直すだけじゃない、自分を犠牲にしているんだ)

それを知った赤司に理事長の命令は聞けなかった





赤司は誠凛高校のベンチにいる夢芽を見つめながら夢芽を守る方法を考えていた

赤司「これしか方法がないか・・・」

赤司は哀しそうに微笑むと、見おさめとばかりに夢芽をじっと見ていた

試合が終了すると、赤司はつらそうに夢芽にメールを送った







≪もう二度と俺に近づくな≫







試合が終わりメールを読んだ夢芽は、意味がわからなくて赤司を探していた



夢芽『(いた!!)征くん!!』

赤司は昨日の木のそばでジッと空を見上げていた










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