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負けられない勝負【黒子のバスケ】

第29章 洛山高校戦:第3クォーター




赤司が試合中、突然壊れたゴールポストで右頬を切ってしまい、夢芽は医務室に運ばれた赤司の所へと急いだ

頬の傷は深くはないようだが運動をするには縫わなければならなかった

血がジワジワと止まらないのだ



夢芽 (本当はこんな見えるところの傷はまずいんだけど・・・)

そうも言っていられない、大好きな赤司が怪我をしたのだ

今はゴールポストの交換で試合は中断しているが病院になんか行っていたら試合は終わってしまう

夢芽は少しためらったが自分の力を使う事にした





夢芽『あの、征くんは私が病院に連れていきます』

そういうと赤司と手を繋ぎ医務室を出た

夢芽が物陰に赤司を連れて行き背伸びをして赤司の切れた頬に口づけをすると、赤司は頬が赤くなってしまったが大人しくしていた

怪我を直すと夢芽は赤司の頬にガーゼを汗で剥がれない様にしっかりと貼った



夢芽『絶対に剥がさないでね』

赤司「ごめんな夢芽、心配させて。ありがとう」

赤司は夢芽の右頬にキスをすると急いでその場を離れた





赤司が行ったのを確認すると、夢芽は右頬にハンカチを当てた

夢芽は誰にも見えないように奥の暗がりに座りこむとハンカチを抑える手に力をいれて痛みに耐えた

夢芽(赤司くん・・・こんな痛みを平気な顔してたなんて)

痛みで気を失いそうだった






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