第27章 洛山高校戦:第2クォーター
赤司「ごめん、夢芽。我慢出来なくて・・・」
赤司は夢芽を抱き締め、左手で頭を優しく撫でてやった
夢芽は赤司の胸に顔を埋めたまま首を横に振った
夢芽の可愛らしい仕草にまたキスをしたくなったが、今度は我慢した
赤司(これ以上したら、離せなくなりそうだ)
赤司は抱き締めていた腕の力を緩めると、着けてやったペンダントを見た
赤司「うん、可愛い。よく似合ってるよ」
赤司に褒められて夢芽が頬を染めると、その仕草に赤司はドキッとしてしまった
赤司(そんな顔したら・・・我慢できなくなる。本当に夢芽に夢中だな)
赤司はため息をつくとそろそろ帰ろうと夢芽の手を掴んだ
左手で・・・
夢芽『?』
赤司の行動の何かが引っかかった
夢芽は赤司の手をじっと見つめ考え込んでいた
赤司「夢芽?どうかしたのか?」
夢芽(赤司くん、右利きだったよね・・・さっきから左手ばかり使っているような・・・さっき助けてくれたとき庇ってくれたのは・・・)