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負けられない勝負【黒子のバスケ】

第27章 洛山高校戦:第2クォーター




赤司「夢芽に似合うと思って」

赤司はペンダントを取り上げ抱き締めるように首に手を回し、首の後ろで金具をとめようと奮闘していた

首に赤司の髪がかかりくすぐったい

おまけに赤司の息もかかり夢芽の心臓はどんどん早くなっていった

本当は金具はとっくに留まっていたが、夢芽の身体から漂ってくる香に赤司は夢芽から離れられなくなっていたのだった



赤司「(いい匂い・・・やべ、キスしたい・・・)夢芽・・・」



耳元で囁かれ夢芽の身体が小さく震えた

赤司は左手で夢芽の顎を掴んで上を向かせて顔を近づけると、夢芽は瞳を瞑って赤司から口づけを待った

昨日はびっくりして目を見開いていたけど、今日はちゃんと口づけの前に瞳を閉じていた

瞳を閉じると赤司の唇がそっと優しく触れた・・・

赤司(今日はちゃんと、瞳を閉じてくれるんだ。可愛い。夢芽の唇、甘くておいしい・・・)

赤司は夢中で夢芽の唇に口づけをしていた

しばらくして赤司が唇を離すと、夢芽は赤司の胸に倒れかかった

赤司のキスが激し過ぎて、夢芽は肩で荒い息を繰り返していた






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