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負けられない勝負【黒子のバスケ】

第26章 洛山高校戦:第1クォーター




それが突然《来週の日曜日、京都を案内して!!》といった内容のメールが来たのだった

びっくりした赤司はどうしたのかメールを返したが、夢芽はただ観光がしたいだけというだけだった

特に断る理由も無いので了承したが、久々に見る夢芽は女の子に興味の無い赤司でもドキッとするほど可愛くなっていた



一般的な観光コースを案内するうち、夢芽は赤司に《人が多いから、手を繋いでもいい?》と顔を赤らめながら聞いてきたのだった

無言で頷き手を差し出すと夢芽は嬉しそうに赤司と手を繋いだ

それからは手を繋いだまま仲良く京都を歩き、それで終わりのはずだった・・・



それが突然、京都駅の新幹線改札口で夢芽が赤司の頬にキスをしたのだ



夢芽《今日はありがとう。・・・ずっと好きだったの》





そういうとびっくりして固まっていた赤司を残し新幹線乗り場へと駆けて行ってしまったのだった

それから何処をどうやって寮まで帰ったのか思い出せないのに、思い出すのは夢芽の泣きそうな笑顔だけだった・・・






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