第21章 桐皇学園高校戦:延長戦③
青峰「お前・・・いいのか?誰も来ないってことは、それだけじゃすまないかもしれないぞ?」
梓弓『それ以上?』
青峰の言いたいことがわからない梓弓は、青峰を見上げて首を傾けた
無邪気な仕草と問いに青峰のほうが狼狽えてしまう
青峰「え?っと・・・キスとか?」
自分でも間抜けな答えだと思ったがそれしか思いつかなかった
梓弓『キスなら、何度もしたから大丈夫よ?ずっとキスしてくれるなら、大輝と2人きりになりたいわ』
梓弓は無邪気に微笑み、もう一度青峰の胸に顔を埋めた
青峰(うわっ!!やべっ、可愛すぎ。今キスしたい)
青峰は梓弓の顎に手をかけ上を向かすと唇を奪った
甘く優しいキスを受け、梓弓は胸のドキドキがとまらなかった
青峰「梓弓・・・明日、俺の部屋に来いよ。もっとキスしてやる。気持ちよくさせてやるから」
青峰が梓弓の思考を停止させるように、耳元で妖艶に囁いた
梓弓は何も考えられず青峰の言葉にただ頷いていた
青峰(ラッキー♪明日のデートは家でいちゃいちゃだな。確か明日は家に誰もいなかったし。いっぱいキスしようっと。あっ、そういや梓弓の胸ってでかかったよな、あれもしてもらおっと)
良からぬことを考えているとも知らず、梓弓は優しい大輝の胸に顔を埋めたまま瞳を閉じていた
青峰「明日は梓弓の胸に顔を埋めて昼寝するから」
昼休憩が終わり仲良く教室に入る瞬間、青峰は梓弓の耳元で小さく囁き鼻歌を歌いながら教室に入って行った
廊下には青峰の言葉に固まった梓弓だけが呆然と立ったままだった