第20章 桐皇学園高校戦:延長戦②
黄瀬「すっげー、青峰っち彼氏みたいっス」
黒子「僕たちを前にして、よくそんな恥ずかしいセリフがいえますね」
黄瀬と黒子は青峰の溺愛振りに呆れ、ニヤニヤとからかった
青峰「うるせー、俺はれっきとした梓弓の彼氏だ。聞きたくなきゃどっか行け」
青峰は2人にしっしっと犬を追い払うような仕草をした
黄瀬「それは出来ないっス、もう行くところは決まってるんすよ」
黒子「ええ、梓弓さんと4人でストバスに行くことになってます」
青峰は唖然として梓弓を見た
梓弓『大輝、昨日と今日バスケが出来ないって拗ねてたから・・・黄瀬くんたちがストバスに行く途中だったって言うから一緒に行こうと思って・・・だめだった?』
梓弓の目には涙が溢れていて、今にもこぼれ落おちそうだった
青峰「あ~もう、泣くなって。バスケ出来なくてへこんだけど、そのかわり梓弓とデート出来て嬉しいぞ?俺は」
青峰が平然と恥ずかしいセリフを言うので、梓弓は真っ赤になって俯いてしまう
黄瀬「うわっ誰っスか、これ。熱い熱い」
黒子「本当に、青峰くんは梓弓さんにベタぼれなんですね」
黄瀬と黒子にからかわれ、青峰はさっさと梓弓と手をつなぎ歩き出した
青峰「いいから、バスケやりに行くぞ!!」
先に歩き出した青峰の顔が赤かったことに、誰も気づかなかった。
梓弓『///やっぱり、バスケしてる時の大輝が一番かっこいい♪』
鮮やかにシュートを決める青峰に、梓弓は頬を桜色に染めて甘い声援を送っていた