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Blue Star【進撃の巨人:R18】

第12章 繋がり(●)


リヴァイはリサを抱きしめて、リサの呼吸が落ち着くのを待つ。

『リヴァイさん…どうしてなんですか?』

『……何がだ?』

リヴァイは乱れたリサの服を整えてやり、リサは気づいていないが、リヴァイが付けた首裏のキスマークを隠すようにリサの髪を後ろに流す。

隠れた首裏をそっと撫でるとリサはビクッとなった。

『さ、さっきも言いましたけど…あの、何で…』

『あぁ、その話か。すまん、忘れてたな』

覚えてたでしょ…とリサは頬を少し膨らますと、リヴァイの親指と人差し指で萎まされる。



『私がリヴァイさんに抱かれる殆ど、いい女じゃないからですか…?玩具ですか?胸はないし…』
『違う!』



間を入れずにリヴァイは声をあげる。



『…リヴァイさん、じゃぁ何なんですか。イザベルが言ってましたよ、リヴァイさんは私を大切にしてるって』

『あぁ、俺なりに大切に考えてる』

『私、心が満たされません…。こんなに触れられる距離なのに心が遠いです』


ギュッとリサはリヴァイの手を握る。

リヴァイは暫く黙っていたが、リサの目を見る。






『―――俺は、お前の男じゃ……ねぇ』




『―――――!!!』





『…いや、違う…説明しにくい…』



リサを見てリヴァイはハッとした。

大きな瞳からポロポロと涙を流している。

こんな悲しそうなリサは見たことがなかった。



『分かりました。リヴァイさんの事も考えず、はしたない事を言ってすみませんでした』



深くお辞儀をするリサにリヴァイはその場から動けずにいた。

お辞儀から顔を上げると涙を溜めたまま笑顔になる。



『リヴァイさん、帰りましょう!今日はありがとうございました。少し歩きたいので、家まで送っていただかなくて大丈夫です』


『リサ、待て!さすがに1人じゃ危ないだろうが!』

『大丈夫、そんなに遠くないので…。それから…、リヴァイさんのお仕事も忙しいですし、暫く来ていただかなくて結構です。イザベルにもお伝えください』

軽く会釈してリサは歩き出す。

『リサ…!』

リヴァイが呼び掛けるもリサは振り返らずに歩いた。
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