第8章 認めるということ
『リヴァイさん、今日はありがとうございました』
『あぁ…。初日にも関わらずよくやったな』
リサは家に着くと、いつもと同じようにリヴァイは家の中に入るまで待つのかと思いきや今日は家の中にまで入ってくる。
『立体機動装置、難しいですし身体がバキバキになりそうですね!ベルトの痕もありそうです』
リサが首を回すとポキっと音がして、可笑しくなってふふっと笑った。
『ベルトの痕か……。内出血してないか見てやる。ブラウスを脱げ』
目を丸くするリサをよそに、遅い…とリヴァイはリサのブラウスに手をかけ、上から順番にボタンを外されていく。
『ちょ、ちょっと待ってください!』
『なんだ…。確認すると言っている。俺がボタン外してやるよ。内出血してるなら冷やしたりしないとな』
言い終わる前にボタンは全て外されリサの肌が露わになる。
白い肌に似つかわしくない痕が身体に線を引いていた。
『ここも痕になってるな…』
リヴァイが人差し指で胸の上あたりの痕をなぞる。
『んっ…。あ、うん!仕方ないので気にしてないです!』
ただのチェックなのに、身体が反応していまいリサは恥ずかしくなる。
横腹辺りをなぞられると、くすぐったいやらもどかしいやらで声が出そうなのを抑える。
『そうか。…で、どうした?お前の肌、熱くなってきてる。…背中も確認するからブラウス脱がすぞ』
両肩の部分を掴むとリサの返事を聞く前にリヴァイはブラウスを下に引っ張りリサの上半身をブラ一枚にさせた。
『あ…。か、確認なのかもしれませんけど…そんなに見られると恥ずかしいです…』
胸元を両手で隠しリヴァイに背中を見せる。
『背中も…か。綺麗な体に痕を付けてしまって悪いな…』
『リヴァイさんのせいじゃないです!いいんです!リヴァイさんもきっと立体機動装置の痕があるんでしょ?えっと、お揃いですね』
『お揃いかどうか、リサも確認してくれ』
リヴァイは自分のベストのボタンを片手で外しだした。