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Blue Star【進撃の巨人:R18】

第47章 ファーストコンタクト


『な、なんでココにいるんですか・・・』

胸に顔を埋め、リサは涙を流す。
リヴァイが何故ここにいるのか。
リヴァイか来てくれて嬉しい。

そんな感情がぐるぐると巡る。



『憲兵がこの建物に入るのを見たという仲間がいた。腕の立つらしい男といるとはいえ、やっぱ信用ならねぇ。案の定、リサをこんなとこに閉じ込めてそいつだけ逃げたんだろ・・・胸糞悪ぃ』

『そ、そうじゃないんです!』

涙を溜めた顔を上げてリヴァイを見る。こめかみに血管が浮き出ているような表情にリサは喉が鳴る。

リサは何があったのかを簡単に説明した。



『・・・事情はわかった。自ら飛び込むぐらいのやつなら自分の力量が分かってのことだろ。リサの反物はそいつに任せ、俺とファーランで後日取りに行く。・・・・・・憲兵がいない今のうちに行くぞ』

サッとリサの服を直し、手を引き窓のほうへ向かう。

リヴァイはバリバリと割れた窓ガラスの上を無造作に歩きだす。


『ま、待ってください!!あの方が私の為に立ち向かって行ってるのに私だけ逃げるなんて・・・』


『・・・放っておけ。そいつなら大丈夫だろ、そんな気がする。おい、フードしっかり被ってろよ・・・建物外にも憲兵はいるからな』


でも・・・と窓とドアを交互に目配せして戸惑っているリサに、リヴァイは溜息をつきながら腰に手を回す。反対の手は立体機動装置のトリガーを握っている。


『ま、待ってください!せ、せめてお礼だけでも・・・』

『そんな時間はねぇ。俺にとっての優先順位はお前だ。他の奴らに構ってられるか』


段々とリヴァイの声のトーンが低くなる。リサはリヴァイが苛立ちを覚えてるのが分かり、抵抗する力が弱まった。


『・・・・・・さっさと離れるぞ』



リヴァイがリサを抱える。






『リサ!!悲鳴が聞こえたが大丈夫か?!』





滑り込むように部屋に入ってきたのは、息を切らしながら黒いコートに身を包んだエルヴィンだった。



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