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Blue Star【進撃の巨人:R18】

第5章 近付く距離(●)


暫く沈黙が続き、部屋には静かな空気が流れる。
握られた手はずっと熱を持ったまま。リサはそっとリヴァイの方を見るとリヴァイと目が合う。

『ようやくこっちを見たか…。リサ、顔赤すぎだ』
フッと笑うリヴァイに、リヴァイさんの方が笑顔が素敵と伝えたくなる。



『あの、リヴァイさん…いつまで手を繋いでいるのでしょう…?』

『あ?んなもん、俺が繋ぎたいから繋いでいる』

正直自分の手汗が気になっていたが、更にギュッと握るリヴァイに何も言えなくなる。




『リサ……また、してもいいか?』



『え…』



『いきなりするから泣くぐらいびっくりしたんだろ。だから、聞く。…してもいいか?』



リヴァイはそう聞いていながら顔をリサに近づける。吐息が掛かりそうな距離にリサは思わず息が止まりそうになった。



『嫌で泣いたわけじゃないですからね。…リヴァイさん、して…ください』



繋いでいた手は絡むように握り直され、リヴァイはリサの髪をそっと撫でると、触れるか触れないかの焦れったいキスをする。



『リ、リヴァイさん……』


『…少しからかっただけだ。リサが可愛すぎるからな』


リヴァイからの可愛いの言葉に胸がキュンとなる。
リサはまた髪を撫でられると目を瞑り、リヴァイはその小さな口に口付けた。





『あ…ふぁ…。ん…』

唇を舌で撫でられ、ちゅっと鼻にもキスを落とす。
片手は手を繋いだままで空いている手はリサの頬を包む。


『やっ…、こんなキス恥ずかしいで…す。。』


耳たぶを甘咬みをされると身体がビクッとなる。



『リサ、キスだけでそんな声が出るのか』


ククっと笑われリサは恥ずかしさで居たたまれなくなった。
リサの首筋にリヴァイは舌をそわす。


『やぁっ!…こ、こんなキス、おかしくな…る』


自分が思ってるより大きめの声が出て、リサは思わず手で口を押さえる。

リヴァイは口を押さえているリサの手にキス落とす。
リサは今にも足が砕けそうになっていた。




『リサ、ベッドに連れて行くぞ』


コクコクとリサは何度か小さく頷いた。
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