第23章 言葉による幸福（●）

繋がったまま何度もキスをする。
どちらの唾液か分からないまま、息が続くまで。
時折締め付け、時折腹側に当たる。



『ふっ…うぅん…リヴァイさん…』


――――――大好きです


『ん…っ…リサ…』


――――――大好きだ



お互いの目を見る。
瞳は揺れ熱情的で官能的で気持ちが溢れる。
確信出来ないから口で言わないと分からないこともある。

でも今は、口や手や目、体で伝えたい。


『……ずっとキスしてるのもいいが、そろそろ俺の下が暴れそうだな』

『……リヴァイさん、暴れまくっていいですよ』

『はぁ…またお前はそういう事を言う…。なら…お言葉通りにするぞ』


深く繋がったままだったリヴァイは軽く引くと大きく腰を1度振る。
リサの中に溜まっていた愛液が勢いで飛び散った。

『あぅ……っ！！』

『おい、手が繋げねぇから何か掴んでろ…。しっかり…俺を感じてろよっ…！！』

リサが小さめのシングルベッドの柵を握るとリヴァイはリサの腰を浮かせ、本能のままにつく。


『んあっ！！あぁん…あっ…ん…あっ…！やぁっ！』


『す、すっげぇ締まってる…な。くっ…いい顔だ』


濁音しかない水音に耳からも快感を得る。

『やっ…激しすぎて…気持ち良すぎて…しっ…死んじゃう…っ！』

『はっ！気持ち良すぎてっ…死ぬやつはいねぇ』


イヤイヤと首を振りながら髪を乱す。口に入っている髪を出してやるとリサと目が合う。

『こんなの…感じたことない…。あぁぁっ…！！』

『あぁ…俺もだ…っ』

繋がったままリサから潮が飛び出すが気にせず腰を打ち付ける。
リサは握っていた柵からいつの間にか手が離れ、両手が上がったまま、ひたすら気持ちよさに呑まれていた。

『も、もうダメ…無理です…あっ…あん…気持ちいいのが…止まりません』


『心配するな…俺もだ…』