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千年越しの恋情記 【鬼滅の刃】

第18章 選別の呼吸


今まで生きてきて何度も思うけど、鬼は疲れとは無縁だというが、少なくとも私は無縁ではない気がする…

それもその筈。なんと言っても常に藤の花が咲き誇っている中での任務なのだから…匂いに含まれる毒気に少なからず当てられたのだろう


絶対明日は非番にしてもらおう…そうしよう…



軽くため息をついたところで、山頂から鎹鴉の鳴き声が聞こえた

…選別が終わるのだろう。そろそろ私もまるこげになってしまうので立ち去るとしよう…


それに炭治郎のことが心配だし…私は帰ってくると信じているから、鱗滝さんの家で鱗滝さんと炭治郎の帰りを待つとしよう


鎹鴉に非番の届を出して、日が昇り切るまえにその場を後にした







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