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え、この歳で女子高生?勘弁して下さい

第2章 2限目






『あぁぁーー…寝不足…だ…』




ピロリロリーンと目覚ましが鳴る前に目が醒める。
時間は6時を回ったところだ。
昨日の件があった為、寝るに寝付けず結局眠れたのは午前4時過ぎ。
完璧なる寝不足である。
それもこれもあの相澤消太のせいだ。
くっ…とんでもない爆弾落として行きやがって…。



あの後、1人で散々もんもんと考えながらいた為既に頭はパンク寸前だ。
だが、あの相澤に時間指定と場所を指定されたのだ、行かない訳にはいかない。
怖いもん、あの人←
寝不足で重い身体に鞭を打ち出掛ける準備をしたのであった。






『え…何これ、クソデカい。
こんなデカかったけ、この門…』



時刻は8時20分頃、無理矢理約束された場所に到着していた。
目の前には雄英と書かれたどデカい門。
どうゆう神経でこんなデカい門を作ったんだ…なんて思わざるおえないが、学生時代はあんまり気にした事がなかった私の感性を疑った←


そしてその門の前で佇む不審者な私を、登校していく生徒達がチラチラと見つつ通り過ぎていく。
え、そんなに怪しい?仕事着のスーツで来たのに??
仕事は相澤の言う通り休みにしてもらった。
ちなみにちゃんと有給使った、偉い。
なんて考え事をしていると、門の中から見知った蓑虫…じゃなくて相澤先輩のご到着だ。



「ちゃんと10分前行動か、偉い偉い。
そうゆう所は昔と変わらないな」



『まぁ、立派な社会人ですし…
てか、先輩、学校でもおんなじ格好なんです…痛い痛いっ、目力が痛いっっっ』



「…ほら、中で校長が待ってるから行くぞ」



『うぅっ…はぁーい…』




そうして一緒に門の中に入って行き校長室に向かう。
向かっている最中も好奇の視線がバシバシと刺さってくる…若いって怖い。
校長室に着くと、先輩がノックをし、中から入って良いよと言う声が聞こえた。




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