第13章 腐った願望/イルミ/クロロ/下ギャグ/BL表記あり/お下品
『ぷぎゃああぁああ!』
「豚のような声だな 品がない上に色気もない、どこまでも最悪な女だ」
胸元についたサテンの大きなリボンをイルミに掴まれリネルは変な悲鳴を上げる。
それから目をそらすべくクロロは固く目を閉じた。
リネルとて黙って言いなりになる気はない、新たな提案をイルミに投げる。
『い、イルミに…とっておきの超王道カプを教えてあげる…っ』
「え?なに」
『イルキル』
「イルキル?」
『うん、イルキル』
「イルキルか」
『そう、イルキル』
「お前ら それ言いたいだけか?」
『とにかくね?どこまでもクールに淡々と放置プレイを決め込むイルミにキルアが泣きながら、
「イルミ…っ、テメェ…いい加減に……ッ」
「ダメだよキル、ちゃんと“イル兄のを挿れて下さい”って可愛く言わなきゃ」
「殺すぞ……っ、」
「言えないなら一生そのままだよ、どうするの?」
「くっそぉ……ッ!!」
ってやるの……どう?』
「ふーん………面白いかも キルは最近オレの事イル兄って呼んでくれないし。クロロ相手じゃ股間微動だにしないけどキルならイケるかもしれないな」
「おいイルミ 不安要素が増えてるぞ。同性愛な上に近親相姦なおかつ児童性愛だ」
「新種の拷問としてキルに試してみようかな」
『そっそそその際は是非 動画撮影をさせていただいて宜しいでしょうか 言い値で買います』
「いいよ。じゃあ250億くらいで売ってあげる」
「おいイルミ こんな変態女に丸め込まれるなよ」
クロロの指摘を無視しイルミはリネルから手を離し、真顔で質問を投げてくる。