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〈短編〉H×H

第57章 クリスマスカルテット/アダトリ/ほのぼの逆ハ/大学生パロ


【18:00】

「やあ♡お疲れ」

ヒソカと待ち合わせた場所に行くと そこには普段大学にいる時よりもずいぶんラフな格好のヒソカの姿があった。

「なんか服装適当だね。てか何その伊達眼鏡」

「今日はノーメイクだからさ 恥ずかしいだろ」

「ホントだ 普段より眉が薄い気がするし髪もペタンコだね。ヒソカ今日学校行かなかったの?」

「やることあったから」

「また女の子?ほんと好きだよね」

「違うよ。リネルがくるから部屋掃除したりね ボクの勝負パンツ落ちてたら嫌だろう?」

「…まぁ見たくはないケド」

2人は他愛ない会話をしながら、買い出しに向かう。ヒソカの住むマンション近くの商店街をフラフラ歩いていた。

本日はクリスマスイブだけあり、どこの店もイベントに便乗した商品を並べている。時刻帯も重なり値引き品に群がる主婦層も多い。見慣れた商店街は 普段よりも賑わいを見せていた。

「そういえばクロロからLINE来てたねえ。今日あの2人も来るのかい?」

「どうだろ…2人ともいつになるかわかんないし本当に来るのかもわかんないけど」

「にしても未読138通っていじめだろ 読むのに2時間かかったよ」

「あはは、なにそれ」

「せっかくクリスマスだしリネルと2人きりになれると思ったのに…これじゃいつもの呑みと変わらないね」

「確かにね。まぁいいじゃん!クリスマスだし楽しく呑めればさ」

その後、2人は形だけはと クリスマスらしいローストチキンや普段は買わないシャンパンを購入した。

「まあやだっ!お兄さんカッコいいから!これオマケするから食べなさい!!」

「アリガトウ」

「お隣のコ彼女?いいわね~アンタいいオトコ捕まえたわね~」

「へっ?!いや私は別に、、」

商店街のマダム達に流し目で愛想をふりまくヒソカの横に並ぶ事が少し照れくさくなる。

最終的には普段と同じようにスーパーで缶ビール等のアルコール類とつまみを入手し、ヒソカのマンションに向かった。



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