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〈短編〉H×H

第32章 依存症/アダトリややクロロ寄/裏依存夢主/死ネタ


言われるままに足を大きく左右に開き 白濁液の零れる秘部を見せつける。必死に奥まで指を埋め抽送を繰り返す。混ざる体液がぐちゅぐちゅ音を出す。

「あっ…イルミ…そんな、見な、いで……」

「見て欲しいくせに」

「はぁ、あ…ダメ…、イくぅ……っ!!」

「自己処理きくならずっと1人でしてれば?」

イルミの冷たい顔も 冷めた言葉もこの時だけはとても愛おしくなる。愛玩人形に過ぎない、お前など性行為に及ぶ価値もない、そう言われているように思う。そもそも物ならば物らしく 思考など必要ない。消費者のニーズにただ応えていればいい。わかってはいても、もう一度 快楽をもらうことにひたすら必死に成り下がる。

「イルミ、お願…欲しっ」

「ならもっと足開きなよ 中までよく見せて」

「ん……、」

身体を深く晒すことにもなんら抵抗はない。足をギリギリまで派手に広げ 指先で花弁を大きく開けば、中で放たれた熱がドロドロ流れ出す。放たれる視線を受け 秘部が誘うように痙攣する。

「こんなにヒクつかせてさ そんなに欲しい?」

「欲しい…、早く欲しいっ」

「いいよ ご褒美。挿れてあげる」

「ひ、ああぁっ…」

自慰に等しい自己満足の行いはどちらなのか、本当の所はわからなくなる。この快感だけあればいい。

元々誇り高き民族の血を引く由緒ある出身のはずなのに リネルはどこか壊れている。同じ臭いを放つ モラルない男が近寄って来るのも 当然で、すぐ様男女の関係に転じてしまう。ここまでおかしくなってしまったのは もしかしたら一つの事件が絡んでいるのかもしれない。少しだけ人間めいた 道徳心を心に浮かべてみる。

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