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〈短編〉H×H

第32章 依存症/アダトリややクロロ寄/裏依存夢主/死ネタ


「あああぁ……っ……、!」

生殖の目的もなくただドクドク注ぎ込まれる欲望にまみれた体液、中で震えるモノからその全てを搾り取ろうと秘部が敏感に反応する。
ヒソカは崩れた前髪をかきあげ クスリと笑い、顔を重ねてくる。味わうようにリネルの舌を吸い上げ、淡く歯をたててくる。

余韻を愉しむべく緩く動いていた腰が 再び小刻みに躍動する。ヒソカに躍らされ リネルも高らかに喘ぎ出す。
ここには理性も意思もない。これではまるで 獣以下なのかもしれない、絶頂後の虚しい頭はどこか少し冷静になる。

「キミを抱きながら、壊したい」

「いい、よ…ヒソカ、なら」

淫らに笑うヒソカの片手が左胸に回る、尖る爪が柔らかい膨らみを潰す程に食い込んだ。ヒソカの放つ 絡みつくような微量の殺気が堪らなく興奮を煽る。止まらない、もうどうしようもない。

「…ん、…くッ…あぁっっ…」

「あああいい顔、また出そう」

「もっ、と…イかせてっ…?」

「いいよ、イけよ、」

「ああっ、んあ、あっ……!!」

こんなにも求め合い愛欲をぶつけあっても 終わってしまえばどこか空虚になる。欲に駆られた獣の末路はどこなんだろう。ふと疑問に思ってみる。

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