第4章 待ちぼうけ

松「リーダー」
大「え。なに？」
松「俺、リーダーにも頑張ってほしい！」
大「え。な、なに、を…？」
相「そうだよ！釣りしてる場合じゃないでしょ？マツジュン見習って、女の子引っかけなさいよ」
櫻「何かスゴイこと言ってるけど！？(笑)」
二「面白いから。黙ってましょ」
大「や、俺は～…。魚を、釣りたい…」
相「魚もいいけどさ。このままじゃ…マジで人魚くらいしか相手にしてくれないよっ？」
松「おい。人魚バカにすんなよ」
二「すげぇな、それも。え？釣りしてたら人魚引っかかるの？」
櫻「ありそうで怖いんだよ、マジで。あの人の場合…」
松「でも、どうする？もしリーダーの彼女紹介されて、足なかったら（笑）」
櫻「もしくは足はあるけど声が出せない、とかね」
二「でもさ、確か歌声はヤバイんじゃなかった？惑わせるっていうか」
櫻「あ～…」
相「もう惑わされちゃえ、リーダー！」
大「えええ～？…いや、まあ、それでもいいけど…」
櫻・二「いいの！？」
大「でもさ。人魚でしょ？その。…どうすんの」
二「どうって？」
大「だって。足ないんでしょ？ヒレとかでしょ？その…」

…ああ。

松「下半身が、ってこと？（笑）」
大「そう…」
相「あ。あ～…そうだよねぇ？え、どうすんだろう、それ」
大「ねぇ？」
相「上はね？まあ、あるよね、確か。でも下は～…」
大「そうなんだよ」
相「肝心の下がなぁ…」
大「でしょ？どうやんの？」
松「…」

何か、入れない空気になってきたぞ。