第3章 3日目
「最近夕凪帰りいっつも居ないけどどこ行ってるの?」
『へ!?あ、別にただ最近ちょっと勉強を教えてもらってて・・』
「本当勉強好きだね~とか言いながら彼氏できたとかじゃないだろうな~」
『彼氏!?ちちち違うよ!!そんなんじゃない!!ただのせん・・』
「?」
『なんでもない』
「ふーん?怪しいけどまぁいいか~」
授業の予鈴が鳴ると教室に先生が入ってきた
いつもならナミが来るはずの教室には違ってトラファルガーがやってきた
ロー「ナミのやつが午後休だから臨時で俺が今日は担当する」
「え~///!!トラファルガー先生が今日いてくれるんだ~ラッキー!!」
「先生わからないから教えて~」
ロー「授業聞いてればわかる、教科書〇〇ページを開け」
なんとなくローが教室にいることも変な感じなのに、放課後特別授業を受けていると考えてしまった夕凪は一人教科書で顔を隠した
歩きながら読み上げるローを見ると放課後に一緒にいるローとは違ってなんだか違和感を感じていた
ジーっと見ているとパチりとローと目が合いローは口パクで「見過ぎ」そう言った
そして一瞬ほころんだローの顔に何故か心臓がキュッと締め付けられる感覚がした
授業が終わり教科書を片しているとローの周りには一瞬にして女子が集まっていた
「先生!彼女とかいるんですか?」
「気になる!教えて~!!」
ロー「お前らに教える筋合いはない」
「つれないなー、あ、放課後わからないところ教えてもらいたいんですけどいいですか?」
一人の女子のその言葉に夕凪が反応し、教卓を見るとローはニヤリと笑っていた
ロー「放課後は外せない大事な用事があるから無理だ」
そう言ってローは視線は夕凪に向けていた、そして教室を後にした
それに気づいた夕凪は顔を赤らめ机に突っ伏した
「ロー先生絶対ナミ先生のこと好きだよね~」
「確かに!ナミナミってずっと呼び捨てだし!」
「やっぱり大きいおっぱいの方が好きなんだからショック~」
『(大きいおっぱい・・・好きなのかな?)』