第3章 3日目
放課後
『失礼します・・・あれ?』
保健室に入るとローの姿はなかった
『教員室かな?』
保健室を出るとばったりサボ先生と鉢合わせた
サボ「おお?保健室になんか様だったか?」
『あ、えっと、先生に用事がりまして・・・』
サボ「(この子って確かローの・・)呼んでやろうか?」
『え!?いえ、忙しいかもしれないので結構です!』
サボ「いや、たぶんタバコ吸ってるんだと思うぞ」
『タバコですか?』
サボ「まぁ、ちょっと待ってて」
サボは夕凪から少し離れると携帯でローに電話を掛けた
サボ「おー、愛しのお姫様がお待ちかねだぞ」
ロー「何の話だ」
サボ「そのまんまだけど、ほら、夕凪ちゃんだっけ?保健室の前で寂しがってるぞ(笑)」
ロー「・・・・・・今行く」
サボは笑いながら電話を切ると夕凪の傍にくるなり頭を撫でた
サボ「今からくるって言ってるから教室で待ってるといいよ」
『お手数おかけしました!ありがとうごいます』
にっこり笑って保健室に入る夕凪をサボは微笑ましく見つめていた
ロー「何にニヤついてる」
サボ「うわ!!!びっくりした!!っつかお前早くね?」
ロー「一ノ瀬は?」
サボ「教室入ってるよ、お前とうとう手つけたか?ニヤニヤ」
ロー「だったらなんだ」
サボ「つれないな~今度詳しく聞かせろよ~」
サボはその場を離れるとローはため息を吐きながら教室に入り鍵を閉め、座る夕凪の傍まで近づいた