• テキストサイズ

【爆豪派閥】鳥籠姫【R-18】

第4章 【瀬呂範太】アネモネ【R-18】



 三人や他のヒーローほどテレビでその活動は報道されない。
 前に、何で範太くんはあんまりテレビに出てないの? と訊いたことがある。その時は笑って、テレビで報道されるような活動してないからねー。と言われた。
 勝己に範太くんのヒーロー活動を聞けば大規模被災地への派遣が主だと言われた。救助や、被災に便乗して暴れるヴィランの討伐を行なっていると。
 それを意識してヒーローニュースを観てみると、たびたびその姿を確認することは出来た。けれどもインタビューを受けるのは有名なヒーローや派手なヒーローばかりだった。
 画面の端に映る範太くんはフルフェイスのヘルメットを被っていていつも顔が分からない。

「えっろい顔してんね」

 だから、こうして私を見下ろして笑う範太くんとヒーローのセロファンが一致しなくて、私は混乱してしまう。
/ 33ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp