第3章 【切島、上鳴】あいのけもの【R-18】
「乳首いっぱい弄られて気持ち良くなり過ぎておまんこきゅんきゅんしちまったの? 切島のちんこ締め付けていっぱいイッちゃった?」
電気の言葉に私はこくりと頷く。電気はまた可愛いねー、と云って私の乳首をくにくにと愛撫しながら耳の裏にキスをした。
電気はいつも楽しそうで、此処の人たちにはからかわれたり、遊ばれたり、賑やかで表情がくるくると変わって見ていて楽しい。私にはいつもにこにこ笑顔を向けて優しくしてくれるし、甘やかしてくれる。
けど、えっちの時はほんのちょっとだけ意地悪になる。私が困ったり、恥ずかしいと思うことをわざと言わせたりやらせたりする。それに必死に応える私を見て、こうして満足そうに「可愛い」と言う。
「……雛姫」
電気にばっかり気を取られていると、鋭児郎から名前を呼ばれて突き上げを再開される。
「あっあぁあんっ、あっ、ひゃっ」
「悪ぃ、俺、またイクッ」
「あぁ、んっ、イッて、いっぱいイッて、私のおまんこにおちんぽみるく、ぶちまけて」
そう言って手を鋭児郎に腕を伸ばせばその中に収まってくれる。筋肉が隆起してごつごつとした大きな背中。
鋭児郎は普段、優し過ぎるくらいのセックスをしてくれる。
私を気遣って気遣って、いっつも自分のことはあとまわし。
「俺たちが本気出したら雛姫が壊れちゃうだろ」
そう言って自分本位なセックスは絶対にしない。特に鋭児郎は私に個性を使われるのを嫌がる。
だから本当に、本当にたまにこうして理性がどろっどろに溶けて獣のように本能のまま必死に私を求めてくれるのが嬉しかったりする。