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黒猫観察日記

第1章 Prologue






これは・・・どういうことなんだろう

・・・白昼夢でも見ていたんだろうか


ちらり、右腕と左耳を確認してみる


「!」


(あった・・・)


そこには確かにブレスレットとピアスがあって

さっきの出来事がただの夢ではないことを主張していた


「・・・おーい、古本屋は?」


「・・・行かないよ。もう、帰るね」


「え?調子悪いの?別にいいけど
 調子悪いなら早く休みなよ~」


「・・・うん」


その時の私あ心ここにあらずという表現がぴったりで

一刻も早く家に帰りたかった







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