第10章 反撃
「まぁ、これ言いにきただけなんで。帰りますね。」
ふっ、と力なく笑うと、扉へ向かう。
「…本当に、それでいいの?」
「…へ?」
月島くんの声に足を止め振り返る。
「白井さんは本当にそれでいいの?…またみんなと部活、やりたいんじゃないの?」
「そ…れは…」
それはそうだ。
七瀬さんを追い出して…っていうと言い方は悪いけど、私はまたみんなと部活をやりたい。
空気的にみんな私のことを信じてくれてるような感じがする。…するだけだけど。
でもやっぱ今更だし、私が戻ったとこで何のプラスになるかもわかんないし…
_本当にそれでいいのかよ_
にろくんの言葉が脳内で響く。
よくない、よくないよ…
ここ逃したら次いつみんなと話せる?
今しか、ない。