第7章 辛いけど、折れない。
「ねぇ、あんっないい子だった谷地さんに死ねブスとか言われたんだけど。誰かさんの口の悪さが移ったんじゃない?悪影響だからやめて。」
ナイスフォロー、かな?
「そ、そうなの?だめだよ谷地さん、いくら白井さんがひどいことをした人だからって、悪口言ったら白井さんがかわいそうだよ…!」
「あ、はは…」
引きつった笑みを浮かべる谷地さん。
さらっと私を貶すのを忘れない七瀬さんは流石だよ。
それより谷地さん、なんでそんなことするんだろう?
花壇の方へ向かいながら、
スマホの電話帳の中の、
『仁花ちゃん』
の文字を撫でた。
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