第7章 辛いけど、折れない。
「だからさ、もう弁解とかしなくて良いと思ってるのかって」
「無駄です。」
「そうなのか?お前が春、楽しい部活見つけたってメールよこすから、良かったな、って俺は思った。インハイの時も、チームの奴らと楽しそうに勝利を喜んでいて、本当に楽しいんだって思った。ちゃんと居場所をみつけた、やっとみつけた、居場所を、お前はそう簡単に手放して良いのか?」
にろ先輩の言葉に、私は一呼吸置いてから答える。
「そりゃ、嫌ですよ。やっと見つけられた居場所を手放すなんて。でも私、学校だけが世界じゃないと思ってるんで。学校を一歩出れば嫌なものを見ないですむ。にろ先輩だって、大切な人の中の1人です。勿論伊達工の皆さんも。私には、こうして受け止めてくれる人がいっぱいいます。
だから、
大丈夫です。本当に。」
そう。
前なら泣いたかもしれない。
でももう泣かない。
私には私を信じて受け止めてくれる優しい人がたくさんいるから。
だから、前を向いて歩くんだ。
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