第7章 辛いけど、折れない。
放課後。
再び時間が余る。
白鳥沢…にいく勇気はないので、ツテのある伊達工に。
そして、
貴方「すみません!元烏野高校男子バレー部マネージャーの白井ゆきです!!」
声を張り上げて、そう叫ぶ。
この学校はこういうノリでもいけていい。…というか、こういうノリでいける人がいる。
「んだようっせーな!」
「にろ先輩もうるさいですよ」
にろ先輩。
私の中学の時の先輩。
なんなら小学校の通学班から同じ。
特別仲が良かったわけじゃないけど、人付き合いが苦手な私にも持ち前の明るさと高いコミュ力で絡みにきてくれていた。
「まぁまぁ…で、鳥野高校の人が何の用?」
茂庭さん優しい…
「はい、部活をクビになったので放課後があくので各校に顔出してるんです。」
「へぇ~へぇぇ!?」
「な、なんですか鎌先さん今の…」
「いや大阪人も納得のノリ突っ込みっすよ!」
にろ先輩と2人で笑っていたら青根さんに止められました。
楽しい。
気を遣わないですむ。
工業だから女子マネは舞さんしかいないけど、にろ先輩目当てであろうギャラリーはついている。
「ほんと、にろ先輩、罪作り」
「は?」
「散々ふざけたんで帰りますね」
そういって、立ち去ろうとした時、
「お前さ。それで本当に良いと思ってんの?」
「…はい?」
にろ先輩は真面目な顔で問いかける。