• テキストサイズ

【HQ】裏切られたってしぶとく生き抜いてやる。

第4章 こんな簡単に壊れちゃうモノなんですか?



フリーズして立ち尽くす私に、

「これ。」

スガさんは泥まみれのタオルを差し出す。

「なんですか、これ」
「身に覚え、ないか?」
「ないに決まってるでしょ」
「…七瀬さんがタオルを洗っても洗ってもお前が踏みつけてくる。…だから、仕事が回しきれない。部活に迷惑をかけてしまう。そう言って、泣いてたぞ」
「は?」

いや、先輩に向かってそれは失礼とか、そんなこと今はどうでもいい。

なに言ってんの。

そんないきなり現れた奴の言うことすんなり信じるの?

泣けばいいの?

あいにく私はここで泣いて訴えるほどの可愛げとかないし。

てかショックすぎて涙すら出ない。

「今日はもう、帰ります…」

そう言うと、来た道を引き返す。

謝るだけだとかなんだとか聞こえてきたけど、それは聞こえなかったことにした。

* * * * *
/ 62ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp