第4章 こんな簡単に壊れちゃうモノなんですか?
「こんにちはー!」
いつもより数トーン明るい声。
雨の日は声出してテンション上げてかないとね。
でも。
そんな私に対して周りの空気はとても冷たい。恐怖すら覚えるほどに。
「あ、の、何か、ありましたか…?」
恐る恐る尋ねる私に、呆れたような顔をするみんな。
「…先週の水曜日、部活中、なにしてた?」
「え…普通に、いつもどおり、でした、けど…」
怖い。
「いつも通り?…いつも仕事、サボってたのか?」
サボる?
なんのこと?
私が、仕事、サボるわけないじゃん。
それは、大地さんだってよく知ってるでしょ?
「入部してから1週間以上経つけど白井が楽に仕事を教えてくれない。…それどころか仕事を押し付けてサボる、って七瀬さんが訴えてきたぞ」
雷に、打たれたみたいだ。
なに、
なになになに、
それはあんたのほうじゃん。
「そんなことしてません、それに…仕事だって、ちゃんと教えてます。私は教えるの下手だけど、わからなかったらいくらでも質問してくれていいし…」
頭が真っ白になる。
「…仲間のことを悪く言いたくはないが、白井は七瀬さんのこと、苦手なんだろ?」
「…まぁ、得意なタイプでは、ないです」
「だからってしていいことと悪いことがあるだろ」
なにを、言っているんだ?この人は。
理解不能。