第5章 とある一日
「あれ、おまえっ、なんでそいつと…」
「あ、銀ちゃん!」
「ちっ、またテメェか万事屋」
薬局前で偶然にも未来は銀時と出くわし、喜びも束の間、土方との間に微妙な空気が流れる
「あれ、二人とも知り合いだったんだ?」
「『こんなヤツと知り合いなんかじゃねェよ」』
二人は睨み合いながらも、そこまでの殺気は漂っていないみたいだった
(まぁ元攘夷志士と真選組なんだから、反りは合わないのかも…。息はピッタリみたいだけだ)
未来は一人納得していた
「俺はお前と違って暇じゃねェんだよ。未来、あとは任せた」
銀時を睨みながらも、そう言い残して土方は行ってしまった
「ああ?どう言うことだよ」
状況がどうも把握できないようで、銀時は不機嫌そうに未来を見下ろす