第16章 眠れない夜はあなたのぬくもりを*R15
「…未来?」
残っていたアルコールと強い刺激によって、気を失うように眠ってしまったようだ
「マジかよ…」
状況がすぐ飲み込めずにいる銀時の耳には、小さな寝息が聞こえてきた
暗くて表情までは分からないが、アルコールと銀時から与えられた快楽で未来の頬や身体が上気し、熱くなっていた
銀時の中には未だ興奮の熱が冷めやまないが、この続きができないことを残念に思うのだった
「…やっぱ良くねェよな、なし崩しってのは」
人の気も知らないで眠りに落ちた未来に布団を掛けて、銀時は静かに部屋を出た