第2章 .漂う手紙の終着点
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イゾウ「お嬢がここへ来る前にこのボトルが海に漂っているのを見かけてな
気になった俺らは引き上げたんだ
それからもそのボトルは流れてきて...」
イゾウさんが言うにはボトルメールを拾い集めたのは私がここへ来る前からだと言う
『確かにこれを書いたのは私だよ...』
そう言うとイゾウさんの顔は先ほどよりもどこか優しく見えた
イゾウ「そうか...謎が解けて良かった、ずっともやもやしてたんだ
お嬢が書いていたのならもう一つは誰のだい?」
『クムユ姉さんのだよ、元々これを書いてたのはクムユ姉さんの方、私は途中から一緒になって書き始めたの
オシャレなことしてるな~って思って書いたの!』
イゾウ「ほう、確かに洒落てるなぁ」
『でしょ?』
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